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がちつるべ

ブログ TOP 2012.11.8 11:41

ほぼ日で糸井さんがよく言っている「一番大事なものを2番目にすると上手くいく」という考え方が僕は好きで、何かしら大きな目的があるときなんかは、なるべくそれを最優先に考えないように心がけています。ひとつの事に集中すると、周りが見えなくなる性格というのもあってか、そう考えることで気持ちに余裕が生まれる気がします。先日行ってきた笑福亭鶴瓶落語会でも、なんだかそれに近いものを感じました。

幕が上がると、ステージ中央には立派な高座(落語家さんが座る舞台)があり、今まで見てきた舞台の雰囲気とは異なる緊張感が漂います。その緊張感とは裏腹に、ほどなくして鶴瓶さんがカジュアルな服装で軽快に登場し、高座には上がらず、ステージ前方で立ったまんまオープニングトークを始めるんですが、もしかすると、こうやって高座を背にして洋服姿で立って喋るのは、伝統を重んじる昔気質な落語の世界からみると少しアナーキーな事なのかもしれません。

だけど、そんなのはおかまいなしに楽しそうに話し込む鶴瓶さん。難しい言葉なんて1つも使わず、最近身の回りで起こった出来事を、面白おかしく、たまにお客さんに話しかけたりして会場を盛り上げます。その姿は、初めて生で見る落語を誰にしようか迷っていた僕に「この人のなら見たい」と思わせてくれたタレントとしての鶴瓶さんそのものでした。

そしてその後はかま姿で再登場し、高座で本領を発揮するガチな鶴瓶さんを目の当たりにして「あぁやっぱり今まで見ていたのは実は2番目の鶴瓶さんだったのか」と思い知らされました。もちろん2番目というのは極端かもしれませんが、でもそれぐらい高座の鶴瓶さんは凄かったし面白かった。なんというか鶴瓶さんの最終的な力の出しどころを観てしまった感じがします。

俳優として映画に出たり、ファッション誌に出たり、ラジオで羽目を外したり、TVで放送禁止用語を言っちゃったり、落語家としての印象が薄らぐほど多方面で活躍されていますが、それらで蓄えた力の最終的な放出場所が高座の上であるという事は、全ての演目を終えた鶴瓶さんが言い放った「もっと精進します」という一言で明白でした。

そして重要なのは、この最終的な力の出しどころにいるお客さんは玄人ばかりではなく、落語に興味が無いような世代もいてほしい。きっと鶴瓶さんはそう思っているからこそ、普段着でいるときも多くの人を惹き付けることができるんだろうし、僕でも気軽に喋りかけられそうな、開けたやさしい空気を放っているんだと思う。

知らず知らずのうちに引き寄せられ、そしてまんまと高座の前に座らされ、笑わされる。そんな感じで見事に鶴瓶さんの術中にハマってしまったおかげで、僕の初生落語はとてもいいものになりました。

だけど又吉さんの第2図書係補佐しかりOKA SKATEBOARDSの試乗会しかり、初心者を上手にその世界へ引き込む空気が漂うものはとても魅力的で、憧れます。

こうなってくると、ガチのショウヘイヘイも気になるところです。

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