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困る店員、困ってる客。

ブログ TOP 2011.10.11 21:54

「そういうのじゃない」
「じゃあこういうのはどうでしょう?」
「これならさっきの方がいい」
「じゃあさっきのをこうしてみたら?」
「う〜ん、それだと今度はここがちょっと」

こういうやりとりはお店の人にとっては、できればやりたくないことなのかもしれません。提案したものをパッと買ってくれれば簡単だし、回転も速い。

でも、こういうやりとりになるお客さまは難しいし、回転も遅い。すごく時間がかかる上に、結局納得せずに買わないかもしれない。やっかいなお客さまといってしまうこともできそうです。

ただ、こういうお客さまはこのお店に来るまでに、たぶんもう「困ってきてる」んですよね。

ああでもない、こうでもないと右往左往しても納得いく答えが出ないから、お店(の人)を頼りにやってきてるんじゃないのかなと思います。みんながみんなそうだとは言わないですけどね。

自分ひとりじゃどうしていいかわからないから、専門家に手伝ってもらおうとするのは自然な考え方です。でも、自分でもどうしたいのかわからないことを人に伝えるのはとても難しい。

どこが気に入らなくて、どうなっていくと理想に近づくのかわからない。ひとつだけ、納得してないってことだけはたしか。そんな状態なわけです。

「それじゃ探しようがありませんよぉ」を専門家にさじを投げられたら、お客さまはいよいよどうしようもありません。

勝手な言い分かもしれませんが、お店の人以上に、お客さまの方が困ってるわけです。

そこで見放さないようなお店、つまりお客さまと一緒に考えてくれるお店だとうれしくなって、また何かあったら相談したいなと思えます。

例えば、上の会話の最後には、少し方向性が見え始めています。これは、ややこしいお客さまにつき合ってくれて、いろんな提案をしたから見えてきたものです。

時には「ほんとに欲しいんですか?」と疑ってかかるくらいでもいいのかもしれません。

そうやって、手探りで輪郭を掘り出す作業の中には、決して効率はよくないかもしれませんが、「人から買う楽しさ」が詰まってるような気がします。できれば、そんなお店でそんな人からものを買いたいと思います。

今日ちょっと、思いっきりさじを投げられたんでね。言いたくなっちゃいました・笑。人から買ってる感じをネットショップで出すには、まだまだたくさん考えることはありそうです。

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