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玄人

ブログ TOP 2012.1.24 13:47

僕は基本的に接客をされるのが苦手なんだけど、電気屋の店員さんには心を開いてしまうことが多い。

カメラを買った時もそうだった。

メーカーや機種クラスの情報に疎く「カメラが欲しい」という漠然とした理由だけを持った僕に、ちょっと冷めた目つきで話しかけてくるお兄さん店員。この時点で僕は随分警戒しているんだけど、彼のへたくそな愛想笑いに親近感を覚えて会話モードに切り替える。

何回か言葉を交わしてすぐにああこの人は玄人なんだなと分かる。さらに玄人は会話の中に「自分は今はこのモデルを使ってるんだけど、買ったすぐ後にこっちのモデルが発売されたので待ったら良かったなと後悔している。」とか「このメーカーはファンは多いけど、個人的には大きすぎて使い辛い。」とか主観を随所に放り込んでくる。(もちろん客観的視点からの良さを伝えるのも忘れずに。)

となってくると、なんだか素人も喋りたくなってきて「僕的にはこのメーカーのサイズ感の方が好きだな」といったようなこっちの主観であったり、「これは正直な所イマイチなの?」とか「じゃあなんでこのメーカーはファンが少ないの?」とか、普段だったら聞きにくい事がすらすらすらら。もちろん、そんな質問にもちゃんと腑に落ちる玄人ならではの回答が返ってくる。

他を受け付けない程の主観のゴリ押しは考えものだけど、お客さまが商品に対しての率直な気持ちや疑問を言える空気がその場にあるか無いかはやはり重要で、この電気屋のお兄さんの接客に感じた心地良さはそこだったんだと思う。

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