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だるま落としの空き地

ブログ TOP 2013.5.8 11:52

外をウロウロしてると、最近空き地がよく目につきます。つい先日まで何かしらが建っていたところを、気付けばショベルカーが「ガーガーッ」と大きな音をたてて、取り壊した後片付けをしてる。そんな光景をよく目にします。

不思議なもので、毎日のように通っている道でも、そこに何が建ってたかぜんぜん思い出せないんです。思い出せないというより、そもそも覚えてないんでしょうね。見てるようで見てないというか。なので、よく嘆かれる「町家の取り壊し」なのかどうかもわかりません。

京都というと町家のイメージが強いですが、もちろん町家だけが京都なわけじゃありません。ここ数年だと「京都会館第一ホール」は地域住民から差し止めを求めた訴訟が棄却されて解体が決まり、多くの映画俳優が利用していた歴史のある「ホテルフジタ京都」も惜しまれながら取り壊されてしまいました。

京都御苑のすぐとなりにある鴨沂高等学校の建て替えも決定したそうです。耐震性の問題からだそうなので、しょうがないことなのかもしれません。ただ、日本最古の女学校を前身とする校舎をまっさらな味気ないものに変えてしまうのは惜しいと、なんとか今の校舎の建材を流用してほしいという声も上がっています。

どの程度その声が反映されるのかはわかりませんが、取り壊しを決定する人たちは「あの頃はよかったなぁ」なんて顧みる世代だっていうのが、なんともおかしなものだなぁと思います。 「昔の良さ」は、また「あの頃」のようには戻ってこないかもしれないけど、今残っている当時のものは間違いなく「あの頃」のものです。「あの頃」をリアルタイムで知らない僕らとしては、それはやっぱり残していきたいなぁと思います。

今のまま残しておくのが難しいなら、学校の廃材を利用してパン屋さんを作ったりして、形をかえて使うこともできます。

だるま落としでスコーンと抜かれたみたいにできた町中の空き地は、次に何かが立つ予定もないらしく、そのまま空き地(売地)になってることも少なくありません。でも、その空き地になる前には、僕が知らないだけで、鴨沂高校や京都会館のように大なり小なりのいろんな声があったのかもしれません。

それがしょうがない決断だったにしても、何らかの形で引き継いでいってほしいなぁと思います。古都として、古さを売りにする京都ならなおのことです。

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